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ハンドメイドルアーのリップ位置について(確実にアクションするルアーを作る)

記事の内容

ハンドメイドルアーに命を吹き込むリップ製作と装着について紹介しています。
良いアクションを生み出すために必要な4つの要素について解説し、特にリップの取付位置について発見した体長の10%の法則について紹介します。

ハンドメイドルアーのアクションを決める重要な要素にリップの装着位置が挙げられます。
リップの装着はルアー制作の最終工程となるため、リップ装着を失敗するとそれまでの苦労が台無しになってしまうことに、、!

リップ位置については、ハンドメイドルアーを作り始めて30本ほど全くうまく泳がないために悩みました。当初は重心のズレのせいだと思い込んでおり、いかにボディの中心にウエイトが来るように作るのかについて試作を繰り返しました。ウエイトについてはまた改めてまとめますが、安定してほぼ中心に位置するように作る方法がわかり、解決しています。それでもうまく泳がない!!なぜ!?

指南書を読み込むと、

・リップが正軸になっているか?
・長さと幅は?
・角度は?

この要素をスイムテスト時に複数のリップを用意して泳ぎの良いリップを選定すると書かれています。

やってみました。

それでも泳がない!
何故!?

プロのハンドメイドビルダーさんの作品を購入して分析するうちにようやくその理由が判明したため、その答えを共有していきます。
今ではほぼ確実に良い泳ぎをするルアーが作れるようになってきました。

適性なリップ位置は全長の10〜15%となる

リップ位置とスイム性能

写真の左が泳ぎの悪いルアーで右が小気味よくプリプリ泳ぐルアーです。
この見た目からその理由がわかりますでしょうか?

答えはタイトルの通りで、アイからの距離です。

どんなにリップ形状や角度を変えたところで、リップの装着位置がアイから離れているとローリング(横揺れ)がほとんど発生しません。それでもリップの作る抵抗によってルアーは潜ろうとするため、わずかな左右の傾きに影響されて潜りつつウォブリングしない緩やかなカーブを描いてしまい、全然小魚のようなアクションになりません。

では、アイからどのくらいの距離が適正なのか?

市販品のプラスチックルアーや購入したハンドメイドルアーを調べてみると、

「ボディ全体の長さ(前アイから後アイを結ぶ線)に対して、10〜15%以内の位置にリップの起点が位置する」

ということがわかりました。

具体的には以下の図の通りです。

リップ位置の目安

標準的なルアーサイズで全長が75mmの場合、リップの起点は前方から8mm程度のところが良好です。そこから45度の角度でリップの挿入溝を掘っていきます。

リップ自体の装着は最後の方となりますが、リップ装着溝はバルサ材からの削り出しの初期に糸ノコなどで先に掘っておきます。

小魚らしい、小刻みなウォブリングアクションになります。

リップの取付角と形状、サイズ

リップ製作について

リップを製作するにあたって考慮する要素は4つです。

  1. 取付位置
  2. 取付角
  3. サイズ
  4. 形状

この4要素の相互作用でウォブリング(ヨー)とローリングの出具合が変わってきます。
また、リップだけでなくボディの形状と重心位置もアクションには大きく影響します。

目的とするアクションや使用シーンに応じたリップ条件は上記の図を参考にして下さい。

スタンダードなリップ条件としては、

・取付位置:アイから10%の位置がリップの起点。
・取付角:45度
・サイズ:体長の20%程度
・形状:丸型


となります。

まとめ

ハンドメイドルアーの製作過程において、特に注意を要するリップ製作についてご紹介しました。

丹生込めて作ったルアーが、最後のスイムテストろくに泳がない時のやるせなさ、、。
最初からコツがわかっていれば!と思いますが、
この手間のかかり方がハンドメイドルアーだからこその味なんだと言い聞かせて。

リップ製作で一番重要なのは、どうやら取付位置であるというのが本記事の主旨です。
しっかりウォブンロールしてから、アクションの質を調整するのが良いかと。

アイから、体長の10%の位置にリップをつける!

ぜひ、自分で作ったルアーで魚を釣るという最高の贅沢に一歩近づいていただければと思います!

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